うつとしにたい

ひとはしんでも、いいらしい

うつとやさしくされたこと

 

どうもこんにちは、やまもとくんだよ。おげんきですか?

本日のタイトルは「うつとやさしくされたこと」

どうにも昨日あまりにもひどい日記をあげてしまったので、今日は心温まるかつ、ああ、こういう些細なことが良い方向へ向けてくれるのだなあ、という出来事があったのでそれをお伝えしたいなあという記事です。今回はうつの人、というよりも、うつの友人やご家族、お知り合いがいる方向けの記事かもしれません。

 

以前この記事眼鏡が死んだことを書いたやまもとくんですが、ついに人間らしく眼鏡を直しに本日行ってまいりました。すごい!それだけでも褒めてほしい!すごい!やばい!褒めて!さあ褒めて!みんな褒めて!!

 

そんでもっていままでにためにためてどうするでもなかったオタクグッズを展示するためのコルクボードと画鋲だったり、わたしの大好きなクリスマスを全力で楽しむための準備をしたり(これは今度また書きます)、わたくし今日めちゃくちゃに人間だったんですけど、それでもやっぱり外に出るのはしんどくて、まあ昨日の記事見てみればわかるように波はやっぱりまだあるんだなあという感じなんですけど、それでも眼鏡を直しに眼鏡やさんに行って参りました。

 

購入した眼鏡やさんは今どきおなじみのJINSさんなんですが、JINSさんて半年間は眼鏡の度が合わなかったりかけたときにフレームに違和感があったりと、初期不良的な悪いところは無償で交換してくれる保証がついているんです。ただ基本的に落としたり踏んづけたりして折ったり壊したりしたらもう保証適用外なんだそうで。わたしが頂いた書類によりますと。ごくごく当たり前の話ですね。

 

なので、今回購入半年以内ではあるものの、

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例のこれらは完全に自損事故なので、直そうとしたらお金がかかること前提で、お金を持って購入店舗へ。

 

視線も合わせず小声でマスクの不審者やまもとくん「眼鏡…踏んで壊しちゃったんですけど……レンズはあの無事で……レンズは…レンズは無事なんですけど……」どんだけレンズの無事伝えたいねん。テンパりすぎか。

 

不審者を相手にしているJINSの店員さん「(眼鏡のフレームを手に取って)こ~~~れは………ずいぶん激しくいっちゃってますね……(困惑)」

 

死ぬ気で折ろうとしたからなあ!!!!!

 

しかしそんなことも言えず「アッ…ハイ……アノ……でもレンズはちゃんとあって……」となおもレンズの無事を伝えすぎた挙句に「あ、それは、はい、わかったので、ちょっとだけ度数の書いてあるレシート、お借りしていいですか?」とめちゃくちゃやんわりいなされるやまもとくん。

 

いくらくらい修理にお金かかるのかな~と考えながら、少しだけかけてお待ちくださいと言われて待つことほんの10分後「お待たせしました~」とさわやかなJINSの店員さんの声が。

 

見積だけだから早いのかなあと思ってカウンターにいくとそこにはなんと

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元気な眼鏡の姿が!!!!

 

嘘やん!!!!!!!めっちゃフレームぐちゃりんこなってたんやぞ!!!!!!!うそやん!!!!!まじか!!!!!!!!!!!嘘やん!!!!!!!!!!!

 

さわやかな眼鏡の似合うJINSの店員さん「とりあえずレンズはめて、かけられる状態にまではしてみたんですけどどうですかね。。。。」

驚きのあまり予備の眼鏡の上から眼鏡をかけそうになったやまもとくん「アッ、アッ、こ、これで大丈夫です!!!おいくらですか?!」

笑顔の店員さん「あ、直る範囲だったんでお代はいただきませんよ~

 

あなたもしかして……前世……聖人とかだったんじゃない……????

 

そのあと店員さんは慌ててニコニコしながら「あっでも折れちゃってるとか、そういう直らないやつだと無理なんですけど」と説明をしてくれ、こちらが「すみません、助かりました」とお伝えするとまたにこにこしながら「いえいえこちらこそお待たせしてしまってすいません、ありがとうございます。またお越しください」と深々とその場で礼をしてお見送りまでしてくれました。

 

ふつうに自損事故どころか絶対にぶっっっっ壊してやるからな死ねクソ野郎が死ね!!!!!!!!!ぐらいの気持ちでたたき折ろうとした眼鏡なのに、保証範囲内ですといって直してくださったお心づかいもそうですが、なによりも最初から最後までにこにこと丁寧にやさしくやさしく対応してくださったことが本当に本当にうれしくてたまらなかったのです。

 

わたし自身が接客業をしているから余計なのかもしれませんが、店員さんに対してすごくイラッとしちゃったりすることも多いのですが、接客業をしているからこそ余計にその丁寧な対応をするためにどれだけの神経や精神をすり減らしているのかも知っています。

 

うつになってから他人からの悪意のようなものやワイドショーのような毒に敏感になってしまった分、そういう些細なやさしさにもものすごく敏感になれていて、その店員さんからしたらごく普通のマニュアルにそった行動をとっただけかもしれないけど、にこにこ笑顔で最後まで深々お礼までして対応できるかどうかはマニュアルには書いてないもので、その人のこころでやっているものです。わたしはそのこころがめちゃくちゃにうれしかった。

 

だからわたしはただただそれだけで今日は最高の一日だったんです。

 

しかもそれだけじゃなくて、わたしは自分の大好きなクリスマスを楽しむために自分のためにクリスマスプレゼントとしてパジャマを買ったのですが、そこのお店の店員さんもとても素敵な女性で、そこはもともとよく行っていてどの店員さんも笑顔が素敵ですきだなあと思っていたんですが、やっぱり今回もとても素敵で。

 

パジャマワンセットなので大きなバッグにいれてくれたんですけど、カウンターで受け取ろうとしたらニコッと笑って当たり前のようにカウンターから出て「お待たせしましたっ」とこっちまでわくわくするような声色で渡してくれて、馬鹿なわたしがその大きなバッグを展示にぶつけてしまったときも「わわわ大丈夫ですが、ごめんなさい、大きくて」とこちらを気遣って一言くれて。

 

たぶんうつじゃなくても気分がよく買い物ができていたと思うけれど、より一層、なんだか泣けてくるくらいうれしくて。人って思う以上にやさしくできてるんだなあって思ったらすごくうれしかったんです。

 

接客業なんて、本当に好きな人とか、割り切れる人じゃないと、にこにこできないんです。コンビニの学生バイトとか見て下さい。笑顔ゼロでしょう。

マジで接客業をやろうとするとすげえしんどいし気も使うし頭がおかしい人だって中には本当にいて。そんな中でも、にこにこって笑顔でやさしく丁寧に接客してくれるっていうことがものすごくあたりまえではないってこと、たぶんみんな知らないと思うんです。

 

「店員だから当たり前でしょ」じゃないんですよ、実は。

「給料もらってんだからそれくらいやりなよ」じゃないんですよ、実は。

 

接客業で、お客さんがお金を払って受けれるサービスっていうのは、本来、例えば販売業だったら、「お客が持ってきた品物を受け取って袋にいれて会計をする」「お客からの質問に答える」「お客に対するマニュアルを遂行する」とかその程度のものだけで「お客さんにやさしく丁寧に接する」というのはサービス外なんです。

 

だからこそ海外では、良い接客をしたらより多くのチップがもらえるようになってる。

 

お客さんと店員は50:50で対等の立場です。すべての人間に丁寧でやさしく親身になる必要は店員さんにはないんです。

それを知っているから余計に本当にうれしくて、わたし自身が大事にしている「喜んでもらうこと」っていう心まで大事にしてもらったような気さえしました。

 

そしてこうやってやさしくされたことは、絶対にその人に返ってくるとわたしは信じているので、その眼鏡やさんの店員さんもパジャマ買った下着やさんの店員さんも絶対明日や明後日にはとってもよいやさしい出来事が起きてるに違いないのです。そしてそう願っているのです。

 

うつになってそういう些細なやさしさに敏感になれていることが、もうひとつ、うつになってよかったなと思うことととして増えました。うつになんぞならない方がいいんですけどっていうかさっさと治りたいんですけど。

 

それでも、やさしくされたよろこびというのはこころをばかみたいに豊かにします。豊かに、やわこくやわこくあたためてくれます。たったひとつの笑顔でだれかが救われるとおもったら、たったひとつでも笑顔になってみてもらえたらうれしいなと思います。そして、わたしもたったひとつの笑顔でだれかが楽しくなったりうれしくなったりするのなら、やっぱり接客業を続けて、にこにこ笑顔で、いつも元気でいたいなあと思ったりなど、したのでした。早く治りてえな~~~~あ~~~~~!!!!

 

しかも、カルディで憧れのシュトーレンを買うか迷っていた時も、カルディの店員さんが楽しそうにシュトーレンの説明をしてくれて、それもうれしかったりしたのでした。

 

ぜんぶがぜんぶありがたい良い日を過ごしたぼくは、現在ためにためたオタクグッズの陳列をしつつ艦隊の娘っ子たちをコレクションしたり短歌を詠んだり楽しく過ごしています。生きていてよかったと本当に思うな。あんとき死ななくてよかったな。治り始めてきているからこそ慎重に、ゆっくり進んでいきたいと思うところでありました。

 

 

おわり。

な?心あったまったろ???

みんなにもやさしい日々がありますように。

 

 

 

 

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