うつとしにたい

ひとはしんでも、いいらしい

うつとごはん

 

どうもこんばんはこんにちはおはようございますやまもとくんです。

 

また一段と寒くなりまして、すっかり秋はさよならしましたね。毎年思うんですが、秋、短すぎない?小さい秋まったく見つけてないよ。去年もおんなじこと言ったんですけどどういうことですか???冬、早すぎる説ある。みんなもあったかくしてくれよな。

 

というわけでこれを書いているのは、ちょうど夕飯時です。お腹が空きました。

 

突然ですが。

 

冬、寒くて、悲しくなりません?なるよね?なるって言ってくれ。

そんなとき、さらにお腹がすいていると、本当に人間はしょんぼりしてしまいがち。特に我々は、元気になってもちょっとしたことでしんどいしんどいが顔を出したりするので、こういう寒い時期にお腹が空いた、というのは大事件に発展しがちなのです。

 

そう。というわけで今回は、うつとごはんということでお話していこうと思います。

 

ご飯。それは三大欲求のうちのひとつ。腹が減っては戦ができぬ、という言葉があるとおり、ご飯を食べるということは生命力をみなぎらせてくれる大切な習慣でもあります。

 

想像してみてください。

 

あったかいほかほかの白い炊き立てご飯に納豆をかけて、その上からたまごでも乗せてみましょう。それをどわぁ~~!っとかき混ぜて、掻っ込んで咀嚼するところを。そしてたまに沢庵なんか挟んじゃったり、海苔なんかを乗せてもいいですね!もう最高!これだけでもう優勝!豪華すぎて書きながら「ンォォ…!」とかいうキモイ声出てきた。

 

これはわたしの大好物というかわたしが空腹のときに真っ先に食べたくなるものなのですが(つまり今めちゃくちゃに食べたいものなんですが)、もちろんこの想像は皆さんが一番好きな食べ物で想像してみてください。唐揚げとか…チキン南蛮とか…これらは全てわたしの好物ですが…。

 

とにかく、ご飯というのはそれだけ人々の心を揺さぶり、豊かにし、楽しくさせてくれる習慣であり体験なのです。

 

ですが!!!!!!!

 

ひとつ問題があることに、皆様はお気づきでしょうか?

そう、一見完全無欠のご飯を食べるという行為にも、問題があるんです。

 

うつがしんどいときって、ご飯、一切食べたくないんですよね……。

 

皆様の中にも「経験ある!」「今現在そういう状態です」という方がたくさんいらっしゃるのではないかと思いますが、マジで誇張ゼロでご飯食べたくなくなりませんか?!わたしは1か月ほぼ一切ご飯が食べれず、食べても1口2口でお腹がいっぱい(なわけではないけどおなかがそもそも空かない)という状態になって速攻で痩せてしまったんです。まあ食べれるようになったら秒で戻ったどころか+10キロくらいなったんですけど、それはおいておいて。

 

マジで驚くほどにしんどくてなんにもできないときって、本当にうつのピークなので、何に対しても「このままじゃダメだ」という焦りが生まれがちではないかなって思うんです。気力がない、普段だったら好きなこともできない、自分が自分でないような感覚、何もできない、何もできない自分はダメだ、だからご飯を食べなきゃ…でも食べたくない…なんでなの…ってなりがちな方も、いるのではないかなって。そうでなくても、ご飯を食べれてない身体はエネルギーが不足するので、余計につらくなってしまうのです。

 

今回の記事の本題はここからです。いや前振りに1500文字近くも使うなっていう話なんですが!聞いてください、やまもとくんで

 

無理してご飯

 

食べなくても

 

いいよ~~~!!

 

……いや本当にこれはマジのやつです!!マジのやつなの!信じて!信じてくれ~~!

前振りで散々ご飯を食べることの素晴らしさを語り、めちゃくちゃお腹が減ったアピールをし、あまつさえ好物を羅列していた女が言う事ではない!が!マジで食べたくなかったら食べなくていい!

 

これはもちろん、いつも言っている「無理なときは無理しない」だったり「無理してできなかったらさらに凹んじゃって悲しいし、無理しない自分を責める必要はない」という話でもあるんですが、それ以上に、ご飯を食べるというのは結構な重労働です。

 

うつのときに食べて得られるエネルギーより、ご飯を食べるということに使うエネルギーの方が多分大きいんです。

 

例えば、1人暮らしの方。ご飯を作ることも、かといって、出前を取るのだって辛いでしょう。電話なんてできるわけないし、ネットをつなぐのも疲れる。外に買い物に出るなんてもってのほか。布団にくるまって動かなければ、ちょっと食べなくても生きていけてしまう。けど食べないと本当に死んでしまうからどうにかしなければならなくて焦る。めちゃくちゃエネルギーいる。

 

例えば、わたしのように家族と暮らしている方。家族が心配して食べさせてくれようとするのを断ることにエネルギーがいる。それが愛情や心配からくるものだとしても、食べれない物を食べろと言われると、食べれない自分を責める。それができないという自分を責める。食べさせようとしてくる家族も恨めしく思う。めちゃくちゃエネルギーいる。

 

これ、もうご飯食べることより食べない方がよくないですか?!!?

 

厳密にいえば、食べれるなら絶対に食べた方がいい。これは絶対の絶対の絶対なんです。でも、食べれないほどつらいのに食べることの方がよっぽど辛いしエネルギーを使うんです。エネルギーを得るためにエネルギー使うのは本末転倒すぎるのです。

 

ただ、本当に一切のカロリーをとらないと人間はかなしいかな、死にます。心はもっと死んじゃうし、身体も死にます。もともとめちゃツラ委員長状態なのに。こんな自殺方法よりももっと手っ取り早いのがあるので、この死に方はおすすめしません。そもそも死ぬこと自体をおすすめしないんですけど、とにかくおすすめしません。

 

なので、食べましょう。

 

圧 倒 的 矛 盾 !!!

 

例えばなんですが、少しでもちょっとでも外に出れそうなときに、牛乳を買ってきて、ホットミルクを飲むだけでもぜんぜん違うのです。特にこの時期は寒くても我々うつ病マンはしょんぼりしてしまう方が多いと思うので、身体をあたためるのはとてもだいじ。牛乳はカロリーしっかりとれるし、砂糖をたくさんいれたら糖分もとれます。手軽でわかりやすくエネルギーになる!あとはお湯注ぐだけで食べれるタイプのスープとかイイナ~って思います。液体は摂取が楽なのと、食べなくても水分取れてれば案外どうにかなる(実体験)なので…。

 

たぶん、「食事!」って身構えると、食べれてない自分に直面してしまうと思うんです。

食事・ご飯を食べる=しっかりした食べ物を摂取する、って考えがちだと思うのですが、ぜんぜんそんなことない。胃になんかしらカロリーあるものが入ればOK!ホットミルクは万能説あるぞ!

 

”ご飯を食べる為のエネルギー > ごはんを食べて得られるエネルギー”

という図式のところを、「ご飯を食べる」をめちゃくちゃ簡略化して、めちゃくちゃ楽にして、ご飯を食べるためのエネルギーを少なくして

”ご飯を食べる為のエネルギー < ご飯を食べて得られるエネルギー”

にしちゃえば、しんどくてもちょっと楽になれるのでオススメです!

 

というわけでまとめると、

・マジで動けなくて食べたくない・食べれないときはマジで食べなくてOK!

・食べれそうなときにカロリーを取れそうなものを流し込めばOK!

・普通の食事をがっつり食べれそうならがっつり食べればOK!

って感じです!

 

それでいいんです。なんも負い目を感じることはないし、悪いことは何もない。元気になってきてご飯はおいしい!最高!白いご飯って最高!って思えるようになったらたくさん食べればいい!一人暮らしの方は食べたいと思ったものを貪ってわたしと一緒に体重を増加させよう!ご家族と暮らしてる方は、ご家族とおいしいものを食べて、「元気なくて食べれなくてごめんね!ごはんおいしいね!」って笑いあおう!

 

食べたくないときは食べなくて平気だぞみんな~!

 

因みに家族に食べなさい!って言われるときの対処法としては、これはもうシンプルに「食べれないので、かわりに牛乳を飲みます」だったり、代わりの食べ物を提示してみてください。実際食べるかどうかは別として。

「いらない」と断るだけだと、断られたほうは「なんでいらないの!食べたくないなんて!元気でないよ!」と心配から言ってきたりするし、断った方は「せっかく作ってくれた・買ってきてくれたのに食べれないのが申し訳ない」「食べれないっていっているのになんでそんな辛いことを言うの?」と悲しくなってお互いマイナスになります。

ちゃんと食べるから安心して、という意味を込めて、「今Aは食べれなそうだけどBなら食べれそうだから、あとでBを食べるね」って言ってあげるといいと思います。言ってくる側も、「自分の作ったもん食え!」ではなくて「身体が心配だから喰え!」という心の方が大きいと思うので。

もし作ってやったのに!という感じで来る場合があったら、それはもう、あなたは悪くないので、いらないと突っぱねましょう。わたしがこういうことを言ってしまうのはご家族の方に非常に申し訳ないと思うのですが、しんどいあなたはご家族の気持ちを鑑みる必要はない。うつがしんどくて辛くてひどいときに大事にするべきなのは自分なので、自分のことだけを考えて。あなたは悪くない。誰も悪くない。うつ病という病気が悪い。

 

一人暮らしの方で、外に出るなんてとんでもねえ!という方は、ちょっとでも少しでもネットに繋げそうなときに、お近くの、なんでもいいので、配達を頼んでみたり。わたしは独り暮らしでうつの自覚がなく、今思えばうつ病相が出ていたナ~って頃は、家から出ずご飯も食べてなかったんですが、週に1回くらい過食か?ってくらいドミ●ピザ食べてました。Lサイズ2枚1人で喰ってた。

今思うと、ガス●とかのほうがいいかな~って思います。●ストは冷凍のパスタとか頼めるので、1回でたくさん頼んでとりあえず食べれなくても冷凍しておけば、配達の人と話すのもそのちょっとでも元気なときの1回で済ませるので。おうちのお近くに配達してくれるガ●トがある方は是非。伏字の意味は特にないです。ないんかい。

 

あと牛乳作戦で思い出したのですが、うつのピークの時のわたしはもう本当に気が狂ったようにチョコレートを食べていました。近くの激安スーパーで売ってる生チョコもどきみたいなのを1日で3袋とか食べてた。あとはマックのポテトを気が狂うほど食べてました。普通にご飯が食べれなくて、けど週に1度とかちょっと調子がいいとお腹が空くので、そういうときに食べてました。なんだったら1か月以上それしか食べてなかったと思う。正直当時の記憶があんまりないのであれだけど。食欲なくても食べれる!ってものがあったら、そういうものをひたすら食べてもいいかもしれないですね!

 

 

というわけで、またしても文字だけでクソ長い記事になってしまいました。

ご飯を食べるのは楽しくて嬉しくて命に直結するものです。でも、それが辛いときもあるし、そんなもんくそくらえだ!っていうときもあると思います。そもそも食事が好きじゃないって人も、中にはいると思うんです。

でもいつだって食べなきゃ死んじゃうし、わたしはみんなに死んでほしくないし、生きててほしいし、あと、ご飯食べるの好きだから、ちょっとでもご飯食べたいなって気持ちになってほしかったりとか、ご飯食べるの嫌いになってしまった人にもちょっと好きになってほしいなって思ってます。

もちろん嫌いなままでもいいけどね。あるがままにご飯を食べたり、食べなかったりしよう。

 

因みに、食欲が戻って馬鹿食いすると人生体重の最高記録を達成したりするので気を付けてください。

いつかダイエットに成功したらうつとダイエットっていう記事でも書きます。

 

 

おわり!

 

 

 

 

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