うつとしにたい

ひとはしんでも、いいらしい

うつとお医者(精神科) その1

 

どうにもこうにもこんにちはやまもとくんです。

みなさま今日といういちにち、いかがお過ごしですか?

今日のテーマは「うつとお医者(精神科) その1」です。

長くなったから2回にわけて書いていこうと思います。

 

お医者にいくのって誰しもがすきではないとおもうけれど、行ってみると結構案外らくになったりならなかったりするよ!というおはなしを書いていきます。ちょうどきょう行ったから。でもわたしの安心してほしいところは楽になったはなしをしますから最後まで読んでくれよな。

 

我々うつマンには強い味方になるであろうお医者とは、見てほしい科目を問わなければ世の中にごまんといます。いすぎじゃね?そんな患者おるん?ってくらいいます。かなりいます。歯医者とか乱立しまくってます。なんか歯医者から5分歩いたらまた歯医者に行き当る街とかあります。やまもとの家から5分くらいのとこ、内科小児科を扱う病院、2件隣り合ってます。殺し合いじゃん。シノギの削りあいじゃん。

 

まあそんなわけで今日はお医者のお話なんですが、医者が乱立しているといっても、それは内科や歯科医院だったり、そういうわかりやすく体のお医者さんがおおいのが現実です。都内だとそうでもないのかもしれませんがやまもとの地元は精神科や心療内科を標榜しているお医者があまりにも少ないのでけっこう探すのが困難でした。ちなみに、心療内科と精神科の違いなどなどは先生に聞くと詳しく説明(してくれるブログがたくさん)出てくるのでわたしには聞かないでくれよな!

 

なので、上記でご紹介した先生で「地元の名前 精神科」とか「地元の名前 心療内科」とかで聞いても2件とか3件とかしか出てこないうえに1件は総合病院とかそういうことがあるうえに、この病院にいくぞ!と決めて「病院名 評判」「病院名 評価」とかいれても全く評価や評判が出てこないとかもざらです。もうすげえ地方とかに住んでいるひとはまあとにかくしんどい、しんどいとは思いますが……もうまずはとにかく評判とか評価とか気にせず家の近くにある、「ネットで精神科・心療内科の検索に引っ掛かったところ」にいってください。病院にいかないというのがとにかくとにかく1番だめなのです。おいおまえうつくせえのに病院にいくのを嫌がっているな?!さっさと病院にいきやがれこのやろう!!!!!!!あのね、実は病院て最高の場所だから、本当にお願いだから行ってください。こればっかりは本気のお願い(これは後述するので最後まで読めよな!)

 

ほんとうはこの「とりあえず近くの心療内科に行く」という方法をおすすめはしたくないのですが(これの理由も後述するよ!)やまもとくんはそう致しました。もうどうにもならないくらい精神科がないし、やまもとが調べた3件のうち1件はもともと姉が通っていて端的に言うとクソであり、うち1件はなんかHP見ると認知症専門とか書いてあるしで、とりあえず最後の1件のHPをみて初診以外はネット予約可能で出来立てで院内写真もめっちゃ綺麗だったことを理由にそこにいっていることにしました。

 

それが後の地獄に繋がることとも知らずにな…………。

 

そして運命の某月某日、仕事にもついにいけなくなり死にたいという気持ちすらなく、頭の中は虚無、ごはんもいらない食べられないで寝てばかりいた置物のようなやまもとくんは、死ぬ気で電話で予約をしたその某診療所(以下K診療所とします)に死んだカオと、本気の救いを求めて来院しました。

 

すげえいきたくねえし大体外でたくねえし動きたくねえしまじもう行きの車中でも「いかないやだ…いきたくない…」とうわごとを言っていたやまもとくんですが、診療所の中に入るとめっちゃ綺麗で少し安心しました。

でも、なんかすごい変。すごい変なんですよ。なんていうか金の臭いしかしねえ。

わかるかな金の臭い……。要するにすげえ綺麗で金かけて作ってあるけど、人の手の入ったあったかさのようなものが皆無なんです。行った当時はそんなことまで思えず、今思えば、という話ですが、これは間違っていない感想だと思います。どうみても精神科とは関係ない謎の老人介護の雑誌がぐしゃぐしゃに置かれている本棚と、ホワイトボードに雑にはられた、なにかのお知らせの紙たち。本当にきれいなだけの待合室。

 

それでも当時のやまもと少女は「これで楽になれる」と安心していたんです。正直、今まで家族からずっと病院に行くことを勧められ続け、そんななのに重症でもないしキツくないから絶対行かないと言い張っていたわたしだったんですが、こんときばかりは病院に行かないとこれは本当にどうにもならなくなると本気で覚悟をするくらいしんどく、一歩間違えれば本当に死んでいたかもしれない状態でした。病院なんだから、安心して、治してもらえると思うに決まっています。

 

待合室ですげえ冷たい看護師さんから「はいこれ書いといてください」と乱雑に渡された最初に書く…あの…なんかの紙…病状とか書く紙あるじゃん……あれ……あの…あれだよあれ…問診票~~!を書いて、予約した時間から待つこと1時間と30分。

 

看護師さん「やまもとさ~ん、どうぞ~」

 

あああああああやっとたすかるんだ!!!!!!!しんどいのがなおるんだ!!!!!!!

やまもと大喜び。その当時はもう動くことができないので普段の10分の1から2くらいの速度で診察室へ向かいました。

 

せっかちなみなさんのために結果から申し上げますね!

 

なんっっっっにも解決しませんでした。

 

しんどい中、予約した時間から1時間半待ち、入ると目のまえにはもう90近いんじゃねえかというおじいちゃん先生。まあ、そこまではいいでしょう。おじいちゃんということは長くやっているということ。名医かもしれません。ですがこのおじいちゃん先生、人差し指で一文字一文字キーボードのどこ押すのか確認して文字打つ上、すぐにパソコンの操作方法わからなくて看護師呼びつける。15分の診察で5回呼んでた。

 

おいおいまじかようそだろまじかよと思いましたが、しかしまだ純真無垢かつもうなんでもいいしどうでもいいから早く楽にしてくれお願いだからという気持ちでいっぱいのやまもとくんは、やまもと自身が診察前に書いた問診票を読み上げるだけの先生に対して必死に「はい」「そうです」「はい」「そうです」と答えました。おじいちゃんだしパソコンとか新しい機械に追いつけないだけかもしれない仕方ないそうだ仕方ない信頼が大事だよだってお医者なんだからきっと楽にしてくれるはずだ。わたしはそう信じていました。まだ、そう信じていたのです。

 

問診票には、体が重く、頭が回らない。食欲もなく元気がない。気持ちの落ち込みがある。倦怠感があってどうにもならない。しんどい。というような自分が当時きつかった症状ぜんぶ書いてあって、先生はパソコンを見ながらそれを読み上げ、一本指打法でその問診票に書いてあることをパソコンに打ち込み、わたしのカオなぞ、一切見てくれやしませんでした。

 

しかも極めつけにおじいちゃん先生が看護師に言ったのは「え?なに?次の患者(わたしの次の患者)も新患(初診の患者さんの意)?次も?なんだよもう、今日新患多いなあ…(クソ面倒くさそう)」

 

えっえっえっえっ

 

待って待って待って待って

 

待って?????????

 

お前の目の前に診察中の患者がいるよねぇ~~~~~~~~~~~~~~~!?!?!?!?!?!?!

 

目の前に診察終わってない患者がいるにも関わらず次の患者のことを面倒くさそうに話すお医者。すごくない?すごいよね。すごい。もうすごいとしか言いようがない。

 

その時点で既にレクサプロという薬を出すという説明を受けていて、それでもわたしは最後に、これだけは聞かなきゃって「しにたいってなったとき、これをのんで、どうにかなりますか」ときいたんです。そしたら先生は、「そんなの飲み続けなきゃわかるわけないじゃない。最初から疑ってかかるんじゃないよ。ちゃんと飲まなきゃだめに決まってるでしょう」と怒りました。

 

確かにわたしの聞き方が悪かったかもしれません。そのときわたしは頭が本当にまわっていなく、しんどいのを消し去りたくて、助かりたくて、どうにかしにたいのをやりすごしたくて必死で、しかももうその時点で悲しくて辛くて裏切られた気分で、どうにもならずボロボロ泣いていたのもあり、うまく言葉にできていなかったかもしれません。「死にたいというパニックになったり、不安になったとき、薬を飲むことですぐに落ち着くことができるのかどうか」というのを聞きたかっただけでしたが、確かにそのような言い方には聞こえなかったかもしれません。それでも、わたしはその言葉を聞いて、もう駄目だと思いました。誰も助けてくれないんだなと思いました。

 

ぼんやりした頭で診察室を出て、顔を見てくれない看護師さんから処方箋を受け取り、薬局で薬を受け取り(薬局の薬剤師さんはすごくやさしく、医者が説明もしてくれなかった副作用と、用法用量と、「おだいじにね、おきをつけて」と言ってくれました)、迎えに来てくれた親に「なんにもきいてくれなかったよ」というのが精いっぱいでした。

 

精神科医って、設備投資も、なんにもいらないし、お金にはなるけどお金はかからないそうです。だからたくさんのヤブ医者がいる。知識では知っていましたが、こんなにひどいなんて思っていませんでした。

家が近くだからという理由だけで精神科を選んでほしくない、というのはこういう実体験があったからなのです。まあ、わたしの場合、このあとちゃんとしたお医者にかかり少し元気になったあとこのクソヤブクソ診療所の評価を調べたらすべての人が5段階評価のうちの1をつけていたことから察したんですが、とにもかくにも本当は、精神科医はちゃんと選べるのであれば選んでほしいですし、自分で調べられるガッツなんてねえよという方は、ご家族やご友人にご協力を得て、調べて病院を選んでいただければと思います。

 

さて、それじゃあやまもとくんそれからどうしたの?もしかして死んだの?という感じになってきますが、これはまた次のその2へ続きます。続編商法です。少年漫画でもよくあるよね。でも気になるでしょ?さすがのうつ病患者さんたちでもなかなかここまでハードにクソ野郎に当たることないと思うんだけどどう?そんなことない?ある?まあ、そんなこんなでお医者探し編第2部に進みます。

 

ちなみに第2部はそんなに面白くないけどすごい救われた話なので、みんなそっちを重点的に読んでくれよな!いやこれはこの記事はこの記事でこういうこともあるんだな、という教訓になれば幸いですが。

 

精神科の病院というのは、自分がどちゃくそしんどいときに探さなきゃいけないし、本当に自分に合ってるかどうかっていうのは自分で行ってみないとわからないというクッソ高いハードルがあります。だから精神科医の探し方、みたいなふうにインターネットで検索をかけるとみんないろんな精神科医を回ったりすると書いていたりします。でも地方ってそういうことできないからしんどいよなあという話。

 

だからこそ、この記事を書いた目的は、「精神科医には期待をするな」です。

 

期待をするから期待を裏切られるとしんどいし、裏切られて、次のお医者を探すとき「ああまたあんな人に会ったらどうしようつらいなやだな」って苦しい思いをします。だからまだお医者にかかっていないけどうつっぽくてお医者にかかろうとしている方や、うつだけど医者が合わないという方はぜひこの記事を参考にしていただき大体医者はクソ野郎でぶんなぐりたくなる存在が大半だからむしろいい医者に会ったら人生が最高にハッピーでラッキーくらいに思いつつお医者さんを探していただければと思います。わたしはそうしました。いや厳密にいうとそこまで元気じゃなかったから「いやだな…きっとまたひどいことをいわれるんだ…きついな…かなしいな…おくすりもきいてるのかわからない…きついな…しにたいな…」っていう感じでしたけどちゃんと救われたから安心して次の第二部を読んで安心していただければ幸いです。

 

つづく