うつとしにたい

ひとはしんでも、いいらしい

うつと「チーズスイートホーム(1期)」

 

どうもこんにちは、やまもとくんです。

今回の記事は「うつと「チーズスイートホーム(1期)」です。

 

こいついきなりなに言ってやがるんだ?

という感想はごもっともですが、まあまあまあ。

 

みなさん、「チーズスイートホーム」っていう名前のやさしさの煮凝りご存知ですか?いやだからこいつなに言ってやがるんだ?というのはごもっともなんですけどまあまあまあ黙って聞いてくれよ。

 

チーズスイートホーム』は、こなみかなたによる日本漫画、またこれを原作としたテレビアニメ

2004年から2015年まで[1]講談社漫画雑誌モーニング』にて連載。単行本は2013年4月時点で10巻まで刊行。テレビアニメが2008年に第1期、2009年に第2期が放送された。

出展 wikipedia

 

なんですけど、今回わたしがお話したいのはこの作品のアニメの第1期のオープニングです。

いや、ちがうんだよ。もちろん中身も、野良猫のチーを拾ってきたご家族と、そして飼い猫となった子猫のチーの心温まるやさしい物語と、猫を飼ってる人なら必ず「わ、わかるゥ~~~~!」となるねこあるあるの素晴らしさだったりなんかもうすっげーいっぱい最高の要素が詰まってるんですけど、今回わたしがお話したいのはそこじゃないんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ことの起こりは数日前にさかのぼります。

その日は、朝にヤク(合法)をキメ倒したにも関わらず、それでも最高に不調で誰がどうみても「あ~~~今日はキミ、おうちでママのおっぱいでもしゃぶっていた方がいいんじゃないかい?」みたいなクソのようなアメリカンジョークを交えつつ家に引っ込んでろって忠告してくるくらいに気分も機嫌も最悪で、昼飯食えないわ動けないわで考えることは死ぬことオンリーみたいな1日でした。

 

どうにかこうにか、夜になって多少マシになり、家族団らんの場所である居間にたどり着いたわたしは、それでも気分はToo Bad。飯も食えず机に突っ伏しながらウア……ウ……と唸るリビングデッド。ただリビングデッドなりに意志はちょっとあったので、しきりに「もみじ…もみじが……きれいな紅葉……紅葉……もみじ……みたい……囲まれて…みたいの……ひとりで……ひとりでいってみるの………」とその場でどんなに頑張っても実現不可能なうわ言をつぶやいておりました。

 

それを見たやまもと専属カウンセラーであるアニが「なんか、Amazonプライムビデオのなかに、そういう綺麗な映像みれるやつあった気がする」と言い出し、テレビに接続されておるAmazonプライムビデオをオン。

 

しかし、きれいな紅葉が見れそうな番組は見当たらないし、じゃあ猫の番組でも…とか言い出してつけてくれた猫の番組がなんか超アカデミックに猫の一週間の行動を科学的に分析するみたいな感じの番組で猫は不細工だしまずもって猫ぜんぜんでてこないし大体そんなん脳みそが死に切っている生ける屍には一切響くわけもないし全編英語だし。無理に決まってるだろ。ふざけんじゃねえ。こちとら生まれも育ちもSAITAMAdivisionレペゼン北部だっつーんだよ。ふざけんじゃねえ。

 

やまもとは依然として瀕死。そして困り果てたアニがいろいろプライムビデオをいじりまわしていると、かわいらしい猫のイラストが現れました。

 

そう、それこそが「チーズスイートホーム(第1期)」との出会い―………

 

アニ「これでもみる?」

やまもと「ウ……ア……」

 

流れ出す音楽……天真爛漫な、愛情が詰まった家族に愛されているチーの笑顔……

 

OP「ごっきっげっんっれ~す~♪」

やまもと「う゛ぇ゛ぇぇぇヴぁぁっぁ~~~~!!」

 

やまもと、死す。

 

机に突っ伏したまま、わけもわからず、ただ、あまりにもその映像があいらしく、そして何よりも優しく、「ああ、だれもきずつかなくていいんだ」「ああ、こんなにやさしいことってあるんだ」と、ただひたすら、本当に30秒もない映像にここ最近で2番手くらいに号泣。隣にいた父、パソコンゲームに夢中。いやチーに夢中になれとはいわないけれども~~!??!

 

アニは何も言わず、自分ちのリアル猫を撫でながら、延々とわたしが落ち着くまでチーズスイートホームを流し続てくれ、落ち着いたわたしに「猫撫でる?」と我が家のリアル猫を差し出してきてくれました。リアル猫は素晴らしい速度でどっか行きました。おめえそういうとこだぞ。

 

うつの人というのはたぶん、全員が全員そうだとは言わないんですが、たぶんきっと、「悪意」や「優しさ」や、そういう感情に非常に敏感になっている方が多いと思います。脳みそが動きづらくなっている分、感情をダイレクトに受け取ってしまう。

 

だから、チーズスイートホームのような、一切の隙もなく、ただひたすら優しく、愛情を持った人々が、愛情を歌い、愛情を伝えてくれることが、心地よかったのだと思います。あとこおろぎさとみさん。あのかわいらしい声であの歌詞を歌うの正直マジでずるい。そんなのずるいよ。かわいいのわかってるじゃん。かわいいのわかってるし「これから起きることはあなたにやさしいきもちをお届けしますよ~~~!!!!!」って大宣言してるじゃん。こおろぎさとみさん、本当にありがとう。

 

わたしはマジであのチーズスイートホーム(第1期)のOP映像、そして音楽を制作してくれたアニメ会社さんやそれにかかわった人たちすべてにノーベル平和賞を差し上げたい気持ちです。ほんとうにほんとうにありがとう。

 

つらい気持ちになったら、チーズスイートホーム(第1期)のOPを見てください。ほんとうにいやされますし、わけのわからない大粒のなみだがでてくるとおもいます。だれもあなたを傷つけない、そして、あなたのことをあいしてくれる、ということを脳みそのダイレクトにぶつけてきてくれます。

 

ただAmazonプライムビデオ入ってないと映像がどこにも存在しないので、音楽だけでも……せめて音楽だけでも……本当は映像があることによって破壊力が何倍にも膨れ上がるんですけど……でもぜったいぜったい効くので、プライム入ってる方はぜひ映像を、入ってないという方はyoutubeOVAのCMリンクを貼っておきましたので、そちらをご覧ください。

 

わたしの場合はこのチーズスイートホーム(第1期)のOPがやさしさの塊としてそのとき琴線にガンガンふれてきましたが、ほかにもきっとそういうものがあるに違いありません。ぜひ、あなたのこころの琴線に触れたやさしいなにかがあれば、教えていただければと思います。ブログで紹介したい。ぜひさせてくれ。ていうかわたしにもっとやさしさの煮凝りをくれ。しんどいときにじぶんでさがすのってむずかしいからね。煮凝り紹介してくれる方はやまもと感想箱までぜひよろしくお願いいたします。

 

おわり。

 

 

OADのPVですが、これでも相当癒されるので相当しんどいときにぜひ。

 

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